個別指導(個別指導塾)は「変化を続ける教育の現場」の褒めて伸ばすか、叱って正すか

それぞれがもたらす効果

褒めると叱るは、それぞれ自信に作用しています。褒められれば自信がつき、次に褒められるための努力が期待できます。しかし、褒められ慣れると効果が薄くなるだけでなく、自信から慢心へと変わってしまうかもしれません。一方、叱られれば、問題点が明確になります。叱られると自信は失われるかもしれませんが、また叱られたくないという感情から、次の失敗は生まれにくくなるでしょう。あまりにも叱られすぎると、自信を大きく損失してしまい、言われるがままで自主性のない性格になってしまうかもしれません。
大切なのは、その方法です。褒めるのと甘やかすのは別ですし、叱るのと怒るのも別です。表面上は同じような動作にも見えるかもしれませんが、それぞれの行動には明確な理由を持つことが必要で、その理由は本人にもわかるように説明しなければなりません。理不尽な叱られ方や褒められ方は、意図しない勘違いを生む可能性があります。

両方を使い分ける

褒めるという行動は、短期的に大きな成長を招き、批判は中期的な成長となり、それらを両方行うことで、長期的な成長が期待できるというデータがあります。どちらか片方でもそれなりの効果がありますが、両方を合わせることにより、より強固な成果が得られるということでしょう。
また他国では、テストの返却を行うときに、改善策のみを言い渡した生徒群と、改善策を伝えた上で、良かった点も伝えた生徒群で比較すると、後者に大きな成長の成果が見られたという調査結果があり、教育学にも取り入れているという話もあります。
そして、ここ日本では「小1プロブレム」といった問題が取り上げられています。これは、遊び主体の幼稚園から、学び主体の小学校への切り替えが上手くいっていないという事態が招いている現象です。具体的には、小学校に入ったばかりの子どもの多くが、じっと椅子に座っていることができず、好き勝手に歩きまわってしまっているという内容で、一種の学級崩壊とも呼ばれています。なぜそのような子どもが増えてしまったのか、それは、家庭できちんと叱れなくなっている親が増えているという背景があります。子どものためを思うのであれば、泣かせることを覚悟で、叱るというのも大切な教育です。